
【食材名:ラ・フランス】
【産地:山梨県南巨摩郡富士川町】
【旬の時期:10月下旬~12月上旬】
【おおよその単価:キロ単価 1,200円(税込・送料別)】
1864年にフランスで発見されたラ・フランス。
日本には1903年に伝わりましたが、栽培の難しさから当時、広く定着することはありませんでした。
また、原産国のフランスでも、日本に伝わった頃にはすでにほとんど栽培されていなかったといいます。
その後、日本では1970年代頃から果物を生で楽しむ需要が高まり、上品な香りと、とろけるような食感が特徴のラ・フランスが注目されるようになりました。
国内で栽培が広がっていく一方、世界的にはほとんど生産されず、商業的な栽培に成功しているのは日本だけとされています。
山梨県南巨摩郡富士川町において、ラ・フランスを栽培する望月高広(もちづきたかひろ)さんに、栽培の難しさ、その魅力についてお話を伺いました。
「以前は富士川町内にラ・フランスの生産者が約20件いましたが、現在はうちを含めて2件ほどになっています。
生産者が減った背景には栽培の難しさがあると思います。
ラ・フランスは病気に弱いうえ、他の西洋梨より生育期間が約1か月長く、収穫までに約5か月かかります。
また、収穫してすぐに食べられないことも、ラ・フランスならではの難しさです。
幸水や豊水といった和梨は、木の上で熟したものを収穫し食べることができますが、ラ・フランスは収穫後にいったん予冷し、その後に追熟させることで、ようやく食べ頃を迎えます。」
こうした栽培の難しさがあるなかで、ラ・フランスを作り続ける理由を望月さんに尋ねると、2つの理由を教えてくれました。
望月さんは、ラ・フランスのほかにブドウやスモモも栽培しています。
複数の果物を手がけるなかで、ラ・フランスは他作物と農作業の時期が大きく重ならないことが、栽培を続けやすい理由の一つだといいます。
そして、もう一つの大きな理由が長年にわたりラ・フランスを求めてくれる飲食店の存在です。
「昔から山梨県産のラ・フランスを使いたいと言ってくださる飲食店さんがいて、味を評価していただいています。
そうした声に応えたいという思いがあり、これからも山梨県産のラ・フランスを大切に育てていきたいと思っています。」
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※予冷と追熟、食べ頃を見極める難しさについて次回の記事でご紹介します。
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