【うり(茂倉うり)】標高800mの地域で長年紡がれてきた伝統野菜

【食材名:うり(茂倉うり)】
【産地:山梨県南巨摩郡早川町】
【旬の時期:7月~9月】
【おおよその単価:キロ単価800〜1,000円(税込・送料別)】
日本で一番人口が少ない町「山梨県早川町」、その人口は784人。
(2026年8月時点、早川町役場公表)
その早川町内の、標高800mに位置する人口10人ほどの茂倉(もぐら)地区において、150年以上にわたり栽培されている伝統野菜【茂倉(もぐら)うり】があります。
伝統野菜とは日本各地で古くから栽培されてきた在来品種で、その土地の気候や風土、土壌に合って定着した野菜で、深い味わいや個性的な形が特徴です。
品種改良が進む現在では、形状が画一的で育てやすい野菜(F1品種)が多く栽培、流通されていることから、伝統野菜の栽培が減少していますが、その普及啓蒙に力を入れている人々が各地にいます。
茂倉うりや島根芋(とうねいも)、早川インゲン、早川大豆など、早川町に伝わる伝統野菜の種子の保存や栽培を手掛ける、一般社団法人 早川伝統野菜保存会の村松 敬(むらまつ けい)さんもその一人。
村松さんに【茂倉うり】について話を聞きました。
「日当たりが良く、標高が高く寒暖差があり雨や霧の影響で湿度が高い茂倉の環境が、茂倉うりに合っているようで150年以上前から栽培が続いていると伝わっています。
また、今日まで他のウリ科の栽培をせず純粋な茂倉うりを守ってきた歴史もあります。」
「茂倉うりを早くに収穫するとずんぐりむっくりなきゅうりのような見た目で、そのまま成長させるとヘチマのように大きくなります。」
「茂倉うりは収穫のタイミングで味と食感が決まります。
早く収穫すると表皮が緑色、きゅうりよりはまろやかな味わいでシャキシャキした食感。成熟に伴い表皮が黄色〜褐色に変化、メロンのような風味が増し、より濃厚な味に変化します。
皮と種も熟度で扱いが異なり、早く収穫すると皮が薄くトゲがあるものの、皮ごと食べやすく、種も柔らかくて食べることができます。
熟すと皮と種が硬くなるので、皮をむいて種を取り除いて食べるのが一般的です。
完熟段階になるとメロンの表面のようなひび割れが入りますが、加熱加工の食材として活用できます。」
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※茂倉うりなどの伝統野菜の普及啓蒙に尽力する「早川伝統野菜保存会」。
茂倉うりの食べ方、茂倉うりにまつわる最近の取り組みについて、次回の記事でご紹介します。